不確実性に確実性を【オピニオン】2月1集(生保版)

スティーブン・ハンター氏(談)
スイス再保険会社日本支店シニア ファイ
ナンシャルソリューションズ マネージャー
不確実性に確実性を
 2019年には包括的金融政策で高齢化社会の支援を目指すG20サミットと生命保険フォーラムが開催され、建設的な取り組みとして注目されました。また、生保業界が認知症対応商品や、契約者の生活の質を向上するためのエコシステムに注力していることも評価されました。がんが死に至る病からコントロール可能なものに変化しつつある中、保険業界が今後も高齢化社会に貢献していくことが重要と考えます。
 一方、経済見通しは不透明のままです。米中母益摩擦、地政学的な混乱により市場は不安定な状態が続くでしょう。将来に目を向ければ、経済価値ベースのソルベンシー規制の導入により保険業界に大きな変化が生じると思われます。
 再保険については、従来のリスク移転に加え、
資本・リスク管理ツールとしての認知度が高まった年でした。経営目標達成にとどまらず、将来の
ソルベンシー制度を見据えて再保険を活用するトレンドが継続すると見込んでいます。
 ソルベンシーⅡ規制導入時、他社に先駆けてポジションを最適化した会社は規制の変化にうまく対応していました。以下に対応策の主な例をご紹介します。
・ソルベンシーマージン比率のボラティリティコントロールのため、事業ポートフォリオに最適
 な再保険を開発・活用
・買収やグループ会社の売却を通してグループ全体の事業成績と財務の安定性を改善
 スイス・リーは、目まぐるしく変化する環境の
中で、グローバルに事業を展開し、経験豊富な再
保険会社として、様々なサポートを提供していま
す。
1.人口動態や社会の変化に対応した適切な商品と
顧客対応プラットフォームの開発支援
2.資本・リスク管理ツールとして再保険を開発し
てきた知見を活かし、財務ポジションの最適化、
価値創出、ボラティリティ低減を支援
 それらのサポートを通して、保険会社の皆様が
安心して将来の変化に対応できるよう「不確実性
に確実性を」もたらすことがスイス・リーの目標
です。
 皆様にとって2020年が良い一年となるよう引
き続きサポートをご提供してまいります。