将来の不確実性が高まる世界で、専門職としての活躍と発展を祈念【オピニオン】12月2集(生保版)

庄子 浩氏(述)
公益社団法人 日本アクチュアリー会理事長
将来の不確実性が高まる世界で、専門職としての活躍と発展を祈念
 世界中が新型コロナウイルスの猛威に晒され、国内においても緊急事態宣言が本年4月に発令されるなど、私たちの日常は様変わりしました。当初2020年に開催予定していた東京オリンピックも延期となるなど、収束の見えない感染症の影響により、経済活動全体が制限される中、皆様の業務にも、影響があったものと推察します。
 当会の事業活動も、新型コロナウイルス感染防止のため、全般的にオンライン化するなど、環境変化に対応し、事業活動を継続してまいりました。
今年の年次大会は、当会として初めて、オンラインで開催します。コンテンツについては、今年も非常に充実した内容となっております。
次に、今年度の当会の主な取組みをご説明します。経済価値ベースのソルベンシー規制・会計基準等への対応は、金融庁の経済価値ベースのソルベンシー規制等に関する有識者会議にはオブザーバーを派遣し、6月には同会議の報告書が公表され、当会が担う役割も期待されております。
教育体制の充実として、アクチュアリー講座や例会等、集合研修のオンライン化を図り、会員の利便性向上にも繋がっていると考えております。
 専門職制度の検討は、これからも専門職として
社会の負託に応えていくため、行動規範や実務基準について、今日的視点から検討する組織である専門職制度検討WGを昨年度新設し、WG内で継続的に検討を実施しております。
 試験・教育制度の検討は、2017年のIAA教育
シラバスの改訂を契機に、データサイエンス分野などの現行の試験・教育制度では十分カバーできていない分野への対応の検討を実施しています。
 最後に、新型コロナウイルスの影響や経済・社会情勢の変化などの将来の不確実性が高まる世界で、会員の皆様の、専門職としての益々のご活躍と日本アクチュアリー会の更なる発展を祈念して
ご挨拶と致します。
(11月6日の年次大会挨拶から要約)