アクチュアリー実務の発展に寄与する  ことを期待【オピニオン】3月4集(生保版)

庄子 浩氏(述)
(公益社団法人 日本アクチュアリー会理事長)
アクチュアリー実務の発展に寄与する 
ことを期待
2020年度IT研究大会の開催にあたり、ご挨拶申し上げます。
今回のIT研究大会は、オンライン形式での開催となります。昨年から、世界中が新型コロナウイルスの猛威に晒され、日本国内においても緊急事態宣言が2度にわたって発令されるなど、例年のような研究会の活動が大変難しい環境にありましたが、環境変化に対応し、事業活動を継続していただいたIT研究会の皆様には、御礼申し上げます。
アクチュアリーは保険、年金などに関する数理業務のスペシャリスト、リスク管理の専門家として業務を提供し、社会からの信頼に応えて行く必要があり、そのために、日々変化していく社会環境や技術の進歩に柔軟に対応し、専門性を維持・
向上させることが重要になります。
 インターネットの普及や、それを利用するデバイスの進化、ユーザーの増加とともに、ビッグデータが誕生し、これに伴い、AIの活用も急速に進んでいきます。
このような中、日本アクチュアリー会では、2017年のIAA教育シラバスの改訂を契機に、データサイエンスの分野などの現行の試験・教育制度では十分にカバーできていない学習分野への
資格制度面での対応の検討を開始するなど、試験・教育制度のレベルアップ・見直しにも取り組んでおります。
今回のIT研究大会では、5つの研究会に加え、
最新IT技術調査・研究チームから「COVID-19によるデジタル・ドリブン IT技術と保険会社のオペレーションの変化」という大変興味深いテーマでの発表資料も掲載されます。
 データサイエンスの分野をはじめとして、アクチュアリーの業務領域はIT技術と切り離せない関係にあります。IT研究大会を通じて、会員同士が研鑽することで、アクチュアリー実務の発展に寄与することを期待しています。
(2月19日のオンラインによる第60回
IT研究大会での挨拶(書面)から要約)